時短アイデアその1「ただの印鑑をシャチハタ化するやつ」

こんばんは、ちどりです。

とにかく日本の教員は時間がない。
少しでも業務を効率化するために、私が実際に行っている時短アイデアを紹介します。


トレンドは働き方改革

最近は「ここがヘンだよ、学校の先生」と、働き方の変なところに注目されることが増えました。

勤務時間前に登校してくる子どもをはじめ、子どもがいる間は実質的に休憩時間なしなど。
これを一般的な販売店舗の店員に例えたら、下記のようなことですよ。

  • 営業時間前に来店したお客の対応をする
  • 休憩時間はあるけど、お客の対応があるからどこにも行かないでお店にいてね

後者に至っては「休憩時間」の定義に背いてるのですが、これが当たり前の業界なんですよね。
民間企業でいう社長…ほどの権限がある印象はないので、いわゆる雇われ店長である校長がそのことを当たり前に容認しており、店員…つまり教員が受け入れてしまっているという意識の問題が大きいです。

基本的に教員の世界って「時間が無限にある」と思っている人が非常に多い。
でも、知ってますか?

1日は誰にでも平等に24時間なんですよ?

勤務時間内に終わる仕事量に調整するのが必要と思うんですが、私はその立場にありません。
なので、代わりに業務を効率化、時短できるアイデア、アイテムを紹介していこうと思ったわけです。
同じく時間のなさに苦しんでいる教員をはじめ、ブラックな職場に勤める方の参考になれば幸いです。


印鑑文化が根強いなら、ぜひ試してほしい

第1回の時短アイデアでは、あるアイテムを紹介。
皆さま、これを見たことがありますか?


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はい、そうです。
記事のタイトルにもなっていますが「ただの印鑑をシャチハタ風にするやつ」です。



正式名称は「シャチハタ ワンタッチ式 印鑑ホルダー」というみたいです。

当たり前の話ですが、普通の印鑑は朱肉を付けなければいけません。
そして押した後は、付いた朱肉を拭かなければいけません。
たまにであれば気にならないんですが、日々、たくさんのものに印鑑を押すとなれば、チリも積もってかなり面倒なんですよね。

でも、このアイテムを使えばあら不思議。
押すたびに朱肉をつける必要も、押した後に印鑑を拭く必要もありません。
印鑑文化が根強い公的分野に勤めてる人には特におすすめできる一品です。

ちなみに「シャチハタ」とは本来は会社名なのですが、有名過ぎて商品の通称と化してますね。
この「シャチハタ」と呼ばれるものは、正確には「インク浸透印」という仕組みのようです。
詳しくは以下のリンクを見てもらえれば思います。



さて、ここで一つの疑問があるかもしれません。

「そもそも普通のシャチハタ印じゃだめなの?」

はい、ダメなんです。
これもまた面倒な話なんですが、公的文書でシャチハタ印が認められてないものもあります。

「普通の印鑑をシャチハタ印のように扱うことができる」

というのが、この商品のよいところです。

なお、追加のカードリッジも販売されています。
カードリッジを交換することで、インクを復活させることができます。
うーん、エコだ。

値段も500円程度なので、本当におすすめです。


公認心理師の取得を目指してみた(その2)

こんばんは、ちどりです。


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公認心理師の現任者講習会、いよいよ今月から始まりました。

講習会の開始日にメールか何かでお知らせが来るのかなと思いきや何も来ず…。
3日ほど気づかずに過ごしていましたよ。

さっそく数講座を受講したのですが、オンラインで受けられるのは本当に便利ですね。
今回は、現任者講習会についてお話します。


公認心理師の現任者講習会とは?

公認心理師の受験資格を取得するには様々な方法があります。
その中の区分Gの受験において、現任者講習会は必須となります。

区分Gとは、実務経験5年+講習会の受講で受験資格を得られます。
この受験方式は2022年の第5回公認心理師試験までの特例措置となります。

つまり、2021年…現在に実施されている講習会が最後となります。


現任者講習会の講座は全30時間です

なお、全30時間の内訳は以下のようになっています。

  1. 公認心理師の職責
  2. 心理アセスメント①
  3. 心理アセスメント②
  4. 心理支援①
  5. 心理支援②
  6. 精神医学を含む医学に関する知識①
  7. 精神医学を含む医学に関する知識②
  8. 精神医学を含む医学に関する知識③
  9. 精神医学を含む医学に関する知識④
  10. 主な分野(保健医療)に関する制度
  11. 主な分野(保健医療)に関する課題と事例検討
  12. 主な分野(福祉)に関する制度
  13. 主な分野(福祉)に関する課題と事例検討
  14. 主な分野(教育)に関する制度
  15. 主な分野(教育)に関する課題と事例検討
  16. 主な分野(司法・犯罪)に関する制度
  17. 主な分野(司法・犯罪)に関する課題と事例検討
  18. 主な分野(産業・労働)に関する制度
  19. 主な分野(産業・労働)に関する課題と事例検討
  20. 評価・振り返り

全部で20講座。
一つの講座は90分となっているので、90分×20講座=1800分=30時間ですね。


現任者講習会はオンラインで受講できます

既に公認心理師を取得している友人は、会場で受講していました。
しかし、今はコロナ禍ということもあり、オンラインで受講することができます。

ちどりは先日、講座の一つを受講しました。
本人確認のために時折、PC画面と自分を合わせて撮影…
自撮りみたいなことをしないといけませんが、概ね問題なく受講できています。

講座自体は、講師の方の喋りが詰まったり、結構長めの無音時間があります。
無音時間に関してはネット回線が切れたのかな?と思うくらいの長さ。
ライブではなくオンデマンド配信なので、撮り直しとかできたと思いますが…
ちょっとだけ気になります(汗

しかし、会場まで出かけるのって大変ですし、オンラインは非常に助かります。
30時間の講習となると1日6時間の講習を受けたとしても5日かかりますしね。
そういう意味では、オンラインで自分に合ったペースで受講できるのは有り難いです。

ちなみにちどりが受けたのはこちらの団体が実施している講習会。



オンラインでの受講期間はおよそ2か月。
毎日少しずつ進めれば、そこまで負担なく受講することができそうです。


受講には費用がかかります

当たり前ですが、現任者講習会の受講には費用がかかります。
テキスト代込みで46,700円。
資格取得って、なんだかんだでお金がかかりますよね。

ただし、これだけの受講料を支払っても手に入れられるのは受験資格のみ。
受験したからといって、必ずしも誰もが合格できるわけではありません。

仕事も家庭もあるので、学生のときのように勉強のみすることができません。
しっかりと計画して、効率的にやっていかなければ…。

購入したテキストや問題集などは、また別の記事にて紹介したいと思います。


公認心理師の取得を目指してみた(その1)

こんばんは、ちどりです。


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私は現役で教員をしており、現在は通級指導教室の担当をしています。
通級指導教室で子どもと関わっていくなかで心理の分野に興味を持ち始めました。

そして「公認心理師」なる資格があることを知りました。


公認心理師とは?

公認心理師公認心理師法により厚生労働省が認めている国家資格です。
詳しくは下記にまとめます。


公認心理師登録簿への登録を受け、公認心理師の名称を用いて、保健医療、福祉、教育その他の分野において、心理学に関する専門的知識及び技術をもって、次に掲げる行為を行うことを業とする者をいいます。
1. 心理に関する支援を要する者の心理状態の観察、その結果の分析
2. 心理に関する支援を要する者に対する、その心理に関する相談及び助言、指導その他の援助
3. 心理に関する支援を要する者の関係者に対する相談及び助言、指導その他の援助
4. 心の健康に関する知識の普及を図るための教育及び情報の提供
厚生労働省HP(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000116049.html)より引用


受験資格は多岐に渡ります。
指定試験機関である日本心理研修センターに問い合わせる必要があります。

ちなみに試験結果はニュースサイトにも取り上げられていました。


この公認心理師ですが、基本的には大学院まで進んで取得する資格です。

しかし、現在は特例措置というものがあり「文部科学大臣及び厚生労働大臣指定の現任者講習会の課程を修了し、法施行規則第5条で定める施設において、5年以上、法第2条第1号から第3号までに掲げる行為を、(常態として週1日以上)業として行った者」も受験可能となっております。
この特例措置が認めているのは心理に関わる職務に就く現任者であり、これを利用した受験区分をG区分と言います。
なお、この特例措置は2017年9月15日以後、5年間と限定されたものです。
つまりは来年、2022年の試験が現任者としてG区分受験をできる最後の年となります。

この現任者の取り扱いはとても広く、上記の法施行規則第5条では36もの施設が明記されています。
なお、この第5条の1番目に「学校教育法に定める学校」があるので、教員も対象になります。

心理に関わる業務に携わることが前提ではありますが、既に取得している教員仲間の情報をまとめると、通級指導教室の担当者はもちろん、特別支援教育や教育相談に携わる場合でもOKなようです。


なぜ、公認心理師の資格取得を目指すのか?

資格があるからといって必ずしも正しい支援ができるとは限りません。
しかし、資格や肩書きはその人の第一印象を変えます。
そして、話す内容に説得力が増します。 一教員として話すか、公認心理師として話すかでは感じ方が違いますよね。
少しでも説得力を高めたくて、私は受験することを決断しました。

ちなみに上記では、心理に関わる職務をしている現任者であれば5年以上の実務経験があれば受験可能に見えますが、実際には「現任者講習」というのを受講しなければいけません。
これが受験するだけでもなかなかの高倍率。
募集定員以上の希望者が殺到し、抽選で受講者を決めているところも珍しくありません。 しかも、この現任者講習を受講するために、4万円超の受講料がかかるという…。

現任者講習を受けても結局は試験に合格できなければ意味がありません。
しかも残すチャンスは2022年試験のみ。
崖っぷちではありますが、思い立ったが吉日。
あがいてみたいと思います。

この「公認心理師の取得を目指してみた」はシリーズもので、いわゆる体験記になります。
公認心理師に興味のある方、私と同じくラストチャンスに賭ける方。
ぜひぜひ一緒に頑張りましょうね。


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